てっきりみんなiPhone 5が出るもんだと思って期待が膨らみすぎて(だってiOS 5のタイミングでiPhone 5なんて、Appleがやりそうな感じじゃない?)、まさかの4Sのみという結果にガッカリしている人も多いと思います。やっぱりJobsじゃなきゃなんて声もちらほら。Cockさん可哀想に。スペックで見たらめちゃくちゃすごいグレードアップなんですけどね。でもまぁ外観が変わってなくて速度や容量がアップしたものを新しいナンバリングで名付けるのはAppleのポリシーに反するのでしょう。たぶんこれはiPhone 5で相当大幅に変えてくるのだろうと期待。
CPU。A5というデュアルコアのチップとのこと。最大2倍の速度。グラフィックスの処理は最大7倍になるらしいです。でも3Dバリバリのゲームをやるならいいけど、電話として考えると「おいおいそんな速いCPU積んだらバッテリー喰ってしょうがないだろ」と思いますが、なんでもA5さんは省電力なかしこいCPUさんのようで、3Gでの通話はiPhone 4より1時間長い8時間、Wi-Fiでのインターネット利用はiPhone 4より1時間少ない9時間、連続待受時間は100時間少ない最大200時間と、アイドリング時の消費電力はA4より少し高そうですが、現行のiPhone 4と比べてもまぁまぁ許容範囲。iPhone 4より3g重いので消費電力の増加に伴ってバッテリーの容量自体は増えていそうですね。
メモリについてはウェブサイトにも記載がありませんが、基調講演でも特に触れられなかったということは現行と同じ512MBなのでしょう。パソコンにしてもスマートフォンにしてもパフォーマンスに大きく影響するのはCPUではなくメモリ容量だと思っています。どんなに高性能なCPUで動いていてもメモリ残量が少なくなって来ると途端にモッサリしたりカクカクしたりします。せっかくいいCPUにしたんだからメモリも多めにとって欲しかったなぁ。ちょっと残念。
カメラ。何度言っても画素数=画質だと勘違いしている人が後を断たない。デジカメが50万画素や100万画素だった時代ならいざしらず、ポスターや垂れ幕を作りたいのでなければ800万画素も必要ありません。重要なのはレンズとのバランスなのです。とはいえ、携帯カメラとしてはかなり性能アップしてそうですね。レンズが5枚ってのが他と比べてどうなのかあまりよくわかりませんが、今より1.7倍明るい画になるということなので、それはかなり食指が動きます。今ぼくは3GS使いですが、画質はいいとしてとくなく画が暗い。ちょっとした風景撮るのもHDRを活用しないとなかなかか思った写真が撮れません。
カメラアプリの起動時間が速くなったのもポイント。撮りたい時にサッと撮れないとカメラとして最悪です。起動が速くロック画面からも呼び出せてボリュームボタンでシャッターを切れるというのはいいですね。まぁ、全部JailBreakアプリで代用はできてるので新鮮味はありませんが、優れた部分を取り込んで使いやすくなっていくのはいいことです。欲を言えば、800万画素はあっていいから、設定で200万画素、400万画素と撮りたいサイズを選択できるようにして欲しい。
動画機能では、フルHDが撮れるようになり、手ぶれ補正が付きました。手ぶれ補正は嬉しいですね。
次はソフトウェアのお話。iOS 5についてはとくに注目するような新情報はなかったのでiCloudの話でも。撮った写真をワイヤレスでパソコンに同期するフォトストリームは便利そう。今デジカメ+Eye-Fiカードで撮った写真を自動的にiPhotoに同期するようにしていますが、iPhone+フォトストリームの方が遥かに使い勝手はよさそうですね。
PagesやNumbersで作った書類も自動的にiCloudにバックアップ。自宅で書きかけの書類の続きを出先のiPhone、iPadで書くことができる。iBooksで読みかけの本を、別のデバイスでその続きから読むなんてことも。純正アプリ以外でも対応アプリが増えてくれば便利になりますね。
更に新しい情報として、アプリ毎の設定ファイル、たとえばゲームのセーブデータなども個別にバックアップ、管理ができるようになりました。やっとかという感じですが、これで上記純正アプリのように、iPhoneで遊んだゲームの続きをiPadで、なんてことができるようになります。
「友達を捜す」機能も待ち合わせに便利。Googleなどサードパーティのアプリでもできることですが、純正の方が友達を誘いやすいですね。「iPhoneを探す」機能は家の中で無くした時にも力を発揮しそう。マナーモードになっていても強制的に音を出すことができるのですぐにモノを無くしてしまううっかりさんにうってつけ。
iOS 5については以前書きましたが、それ以外の目新しい情報としてはなんといってもボイスコントロールが進化した音声認識システム「Siri」がなかなかの未来感を出してくれています。個人的には全くもってボイスコントロールは使わないのですが、手の不自由な人にとってのユーザーインターフェイスとしてもかなり実用的に使えるのではないでしょうか。「今日は傘いるかな」と聞けば「今日は雨ですよ」と答え、「近場のラーメン屋教えて」と聞けば「10件見つけました、口コミの評価順に並べます」と答え、「親に金を借りたい」と言えば「働けボケ」と答える(後半は嘘)。iPhoneとの自然な会話が楽しめます。まさにナイト2000じゃないですが奥さん。喋った言葉をそのままツイートしたりメールしたりといったことも朝飯前。未来、未来ですよ奥さん。…といってもこれは英語、フランス語、ドイツ語のみのお話。将来的には更なる多言語に対応予定とのことですが、日本語は難しいでしょうね。少なくとも喋ったことをメールするなんて「漢字変換」という行程を要する日本語じゃとても無理でしょう。アルファベットだけの国が羨ましい。
iPhone 4Sは16GB、32GB、64GBの3種類がラインアップ。64GBはiPhoneでは初めてですね。10月7日から予約受付けを開始して、14日から販売されます。auでもiPhone旋風が巻き起こりそうですねー。